技術紹介
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アマダ主催「優秀板金製品技能フェア」銀賞受賞作品
加工の素材はすべてステンレスでできております。板厚は0.5mm、1mm、2mm、5mmの4種類で、作品としての仕様は幅250mm、長さ550mm、高さ380mm、重量20kgです。
「太鼓台」の構成要素を大別すると、紐を蝶結びした「とんぼ」と各二対の「房」、大太鼓を囲い込む「七重(しちじょう)」と「四本柱」、七重と四本柱を受ける役目をする「雲板(くもいた)」、そして「担ぎ棒」となります。
匠のステンレス加工品
頂上の四隅に置かれているのが「とんぼ」といい、素材はΦ16mmの磨きを入れていないムクの棒材です。曲げの内R部に焼きを入れながら治具を使い目的の形状にしておりますが、ポイントはキズ、曲げしわがないことです。
「とんぼ」の棒端に付けられているのが房です。レーザー加工機で平板を櫛形状に抜き、専用型で一部膨らみのある丸型状にしております。房の上部から微妙な膨らみをもたせて徐々にストレートにしているのがポイントです。
「七重」は神が座る座布団を表しています。Φ12mmのパイプで形状化しており、突き合わせ部のテーパーカットは、ヤスリで摺り合せて加工しております。
「雲板」は天と地の境を表わすもので、アラクスのコーポレートマークがレーザー加工によって施されております。箱構造にしており、きれいな曲げRの線を出しているのも大きな特徴です。